デートでのレストラン戦略

前回はレストランでのワインの選び方について、ざっくり考えました。今回もワインに触れて品種とかについて書こうと思ったのですが、最近読んだ本のアンジャッシュ渡部さんの『大人のための「いい店」の選び方の極意』を読んで学ぶことがあったので、もう少しマクロな視点でレストランに触れていこうと思います。よろしくお願いします。


ところで、あなたはデートのとき何を1番意識しますか?話すことや着ていく服、それともお店でしょうか。どれも大事ですね。


私は昔、デートのお店なんて変なところじゃなければどこでもいいと思っていました。

もちろん食べ物がとても好きな人でしたら何か仕掛けがあるところを探したりしていましたが。興味の薄い人にあれこれ考えてもかえって気を遣わせてしまうような気がしていたからです。

しかしどんな人もその場の雰囲気には影響されます。映画の中でBGMを変えて物語の雰囲気や臨場感を演出するようにお店の色を変えてデートの雰囲気をデザインするのです。


デートに適した雰囲気のお店とは。

①王道で攻める

それでは雰囲気がいい感じのレストランとはどういったところなのでしょうか。

~以下引用~

会話を盛り上げなくてはいけない 、いい雰囲気にしないといけないなど 、いろいろ気を遣わなければいけません 。そんな場合に 、静かな雰囲気の落ち着いた店を選択してしまうと 、食事中ずっと緊張して気配りして 、店を出たときにはどっと疲れてしまいます 。そんなときには 、王道でありつつしかけの面白い 、適度に活気がある店を選ぶと間違いありません 。無理に会話を盛り上げなくても 、店の雰囲気だけで盛り上がる店は本当に楽です

『大人のための「いい店」選び方の極意』-渡部建

~引用以上~


このように場の空気を利用してあげます。自分の話術だけに頼るよりも、こうして場を上手く利用する方がレバレッジがかかり、楽に楽しませることが出来るのですね。


②緩急をつける

さて、2回目のデートですが次はどのようなレストランにしましょう。やはり1軒目と同様に王道で攻めるべきなのでしょうか。

しかし、残念ながら2回目のデートでそれをしてしまうと『チッ、またかよ。』となり、心と股は閉ざされ、ラインはブロックされ、記憶の彼方に忘れ去られてしまう可能性があります。

ここで渡部さんはこう言っています。

~以下引用~


女性は同じようなものが続くことを嫌がります 。だから 、デ ートは緩急をつけることがすごく大事です 。バシッとグランメゾンやリストランテで食事 、というのは誰でもできますが 、その次が重要 。あえてハズして変化をつけると楽しんでもらえます


(中略)


焼き鳥 、ラ ーメン 、焼肉など 、ベタなジャンルで誘ってハ ードルを下げておいて 、でも実際に行ってみたらすごくおしゃれな店だったり 、意外なコ ース仕立てだったり 、常識や固定観念を覆すパタ ーンであったら効果的ですし 、実際にそういう店は増えています

同じようなところばかり連れて行くと刺激がなく 、女性に嫌われるパタ ーンですので 、デ ートではこうしたギャップを上手く演出するのがコツです

『大人のための「いい店」選び方の極意-渡部建

~引用以上~


かっちりした店→ちょっと外した大衆店へ

賑やかなお店→落ち着いた雰囲気のあるバー

このように変化をつけることで、相手に『次はなにがあるんだろう!』というワクワク感も味わってもらえそうです。渡部さんは「緩急」と言っていますが、モテる人は猫のような「不確実性」がありますよね。


デートでは対話の内容の他にも、相手と自分の置かれている状況や場の雰囲気など様々な要因が絡み合っています。そこでお店選びを疎かにしてしまうのは少しもったいないですよね。

東京には本当に多様なお店があるので、相手に適したお店選びで楽しませることを楽しんでください。


おしまい